私も大好きよ〜(*´-`)
みなさんこんにちは、ぴーのり(@p_nori8)です!
ちびノリダーが産まれて早2年となりました!
実はちょっと違った流れの出産だったので今でも鮮明に覚えています( ˘ω˘ )
そう、それは37週で外回転術を受け、そのまま出産となったのです!
今日はちびノリダー出産秘話としてお話しさせて頂こうと思います!
Contents
外回転術って?
赤ちゃんがお腹の中で成長する上で頭位が足側を向いているのが通常です。
そうではなく赤ちゃんの頭がママの胸側に向いている状態を逆子(骨盤位)と言います。
妊婦さんなら誰もが不安に思う逆子
逆子を治す手段の一つがこの外回転術です。
その名の通りお腹の中ではなく外からクルッと赤ちゃんの向きを治します。
簡単に聞こえますが、外から赤ちゃんの位置を変えることになるので熟練した医師や助産師ではなければ行うことが出来ません。
そのため外回転術を行える医療機関は限られているので、もし早い段階で逆子の診断を受けた場合にはあらかじめ確認をしておきましょう。
メリットは?
現在では帝王切開も安全にお産が出来る手段の一つで、逆子になった際の予定帝王切開でのメリットもたくさんありますが、
肺血栓塞栓症のリスクが高まる
体に痕が残る
経膣分娩よりも回復に時間がかかる
帝王切開の回数が増えるほど癒着胎盤、膀胱損傷、子宮摘出のリスクが増える
以上のようなリスクやデメリットもあります。
成功をすれば赤ちゃんの頭位が下を向きますので、経膣分娩をすることが出来るのが1番のメリットかと思います。
リスクは?
頻度は低いものの合併症のリスクはあります。
一過性の胎児心音異常
破水
性器出血
などのリスクが挙げられます。
中でも特に医師から言われたのが常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)のリスクでした。
子宮に外力が加わることにより胎児とへその緒でつながれた胎盤が剥がれてしまう現象で、一定頻度で起こると言われています。
超音波で検査をしてもその場で正確に判断が出来ないことからもっとも認識しておくべきリスクです。
時期は?
従来は外回転術を行った直後に破水などをした時に備え、37週以降で行うことが理想とされて来ていました。
しかし、近年では35週〜36週に行うのが成功率が高く、経膣分娩のできる可能性が高いことよりこの時期に行うのが良いとされています。
外回転術を受けてそのまま出産
37週0日でまたも逆子の診断
特に何の違和感も感じることなく向かった35週の妊婦健診で逆子の診断を受けます。
しかし、36週でも逆子が治っていなければ予定帝王切開で、治っていればそのまま待ちましょうと先生との相談で決めました。
1週間といえどできる限りのことをしよう!とネットで調べ、逆子が治ると言われているツボを押したり、体操をやってみたり、お腹の赤ちゃんに声かけしてみたり色々なことをやってみました。
結果36週の妊婦健診で見事頭位は下にあり、逆子が治ったことが確認できました。ちょうど次の週から正産期突入だったので次の週に健診の予約をしてウキウキで帰りました。
あぁ、ついにあと3週間くらいで赤ちゃんを産むのか〜
と緊張と嬉しさが入り混じった感情を抱えながら受けた37週の妊婦健診でまさかまさかの逆子の診断を受けます。
「37週で逆子だから予定帝王切開でオペ室予約しましょう。赤ちゃんの体重も十分にあるので、今週の木曜日で」
と先生は言いました。
私は え? としか言えませんでした。
健診を受けに行ったのが月曜日だったのですが、
3日後にお腹切って赤ちゃん産むの!?え?え?なに?本気で言ってる?
と、私はちょっとパニックになりました。
その時にふと35週の時に健診をしてくれた先生が「外回転っていうのもあるけどね〜」とポロっと言っていたのを思い出しました。
私が通っていた病院は地元に古くからある大学病院で健診の際は担当の先生がつくわけではなく、産科の先生がローテーションで外来を見ていたので、35週の時の先生と37週の時の先生が違う先生だったのです。
外回転っていうのがあるっていうのを聞いたんですけど〜
と先生に聞くと、ちょうどその日外回転術出来る先生が他の病院から来ているとの事でその先生に診てもらうこととなりました。
私は初産でこの後も2人、3人と子供が欲しかったので、どうしても経膣分娩がしたかったのです。
出産の際に入院をする病棟の処置室に案内されるとそこには関西弁バリバリの40代半ばの先生がいました。どうやらその先生は県内の別の大学病院の常勤医師で毎週月曜日だけ私の通っている病院に来ているとのこと。
超音波と赤ちゃんの心音、お腹の張り具合、私自身の体調などから外回転術をやっても大丈夫そうだという事で、最終的に様々なリスクがあるという事を改めて説明されました。
そのリスクを理解した上で、私は外回転術をお願いすることにしました。
いざ、外回転!
成功してその後の経過が良ければ2、3日で帰れるけど、先にも説明をした常位胎盤早期剥離が万が一起こってしまった時は緊急帝王切開になるので、入院のために準備していたものを全部持ってきて午後13時までに入院の手続きをしてきてくださいと言われました。
そして入院して、いざ外回転術です。
点滴でお腹の張りを和らげるお薬を投与します。
麻酔しないと死ぬほど痛いとの事で、背中から部分麻酔をします。
麻酔が効くまで関西弁バリバリの40代の先生が楽しくお話をしてくれていると私が横になっている処置用のベッドの周りを続々と看護師さんや助産師さん、そして産科の先生たちが取り囲みます。
なんでも37週で逆子になってしまうのは全体の約3%ほどで、大抵の人は帝王切開にして外回転術をやる人が滅多にいないからだそうです。
麻酔が効いたことが確認出来たら変に動いてしまうと危ないため、両手両足を処置用ベッドへ固定します。
呼吸法を教わって、いざ外回転!
はい!大きく息を吸って〜!
はい!吐いて〜!
と言われたところでお腹に想像を絶するほどの圧迫感。
プレス機に入れられてペラッペラにされている感じです。
そりゃ、そうです。
中肉中背とはいえ40代半ばのおっさんが全体重と出し切れる力を惜しみなく出して赤ちゃんの向き変えてるんですもん。
く…苦しい…!
マジで死ぬ…!
無理無理無理!
と叫ぶ私。
1、2分ほどで「はい!息吸っていいよ〜」と言われました。
麻酔をしているから痛くないんですけど、とにかく意識が飛びそうになるくらい苦しい!
1回で赤ちゃんの向きを変えることは出来ないので、何度かこれを繰り返します。
そのうちだんだん味わったことのない苦しさと私のお腹を取り囲むようにして見ているたくさんの先生たちという異様な光景になんだか可笑しくなってきてしまい、息をしている間は爆笑をしてしまったことを今でも鮮明に覚えています。
外回転術成功!のはずが・・・
死ぬほど苦しくて叫ぶ
可笑しくて爆笑する
これを何度か繰り返し無事に外回転術は成功し、赤ちゃんの頭は下を向きました。
ホッと一安心していると
これ以上逆子にならないように骨盤に赤ちゃんの頭はめとくね〜
と言われました。もうここまで来たら慣れたもんで「はーい」と軽い返事をして準備が出来るようになります。
2、3回ほどやって先生が「うーん、はまらない」と言葉を漏らし、外回転術は終わりました。
私は「まぁ逆子治ったし、様子みて何も異常がなければ2、3日後には退院出来るな〜」なんて思っていたら先生より衝撃のことを言われます。
普通なら骨盤に頭がはまれば、その後逆子になりにくいから様子見で良かったんだけどあなたの赤ちゃん全然はまってくれなかったのね。このままだとまた逆子になる可能性があるから経膣分娩したいなら今のうちに産んだ方がいいと思う。
と言われます。
え!?うそ!?結局!?
と思いながらも先生の意見を聞いて、経膣分娩でどうしても産みたかった私はそのまま出産することを決めました。
いざ、出産!
次の日火曜日から陣痛促進剤を投与しはじめますが、これがなかなか産まれず木曜日になってしまいます。
火曜日から促進剤を打ち、子宮口の開き具合を見るために内診を1日に何度もしていて炎症反応も高くなってきていることから、金曜日の朝一で破膜させて羊水を出してお産が進むようにしましょうと先生との話し合いで決まりました。
羊水がなくなってしまうため、タイムリミットが決められそれまでに産まれなければ緊急帝王切開になることも先生に言われ、それは仕方がないと決意しました。
明日産まれて欲しいなぁ〜と思っているとその日の就寝時21時頃に少しお腹の痛みを感じます。ただの緊張からくる痛みだと思って特に何も思わずそのまま寝ました。
そして日付が変わるか変わらないかの瀬戸際でいよいよ唸ってしまうほどの痛みになってきて陣痛室へ移動し、そのまま金曜日の朝を迎えました。
予定通り破膜させ促進剤を投与し、分娩室へ移動します。その後いい感じに陣痛が来るものの、なかなか子宮口が全開にならずタイムリミットを迎えます。
もう痛すぎるし体力も限界で
「もう切って下さい!もういいです」
と泣きながら担当の医師に言うと、産科の偉い人(?)に相談してくると言って分娩室を出ます。
そのほんと数分後、今までの痛さの比じゃないくらいの痛みに襲われました。なんと突然子宮口が全開になったのです!
担当のベテラン助産師さんに
よかったね!頑張った甲斐があったね!このまま産めるよ!
と言われ泣きました。それから1時間もせずにちびノリダーが産まれました!
ちびノリダーが産まれてへその緒が普通の人よりも短かったこと、子宮内の環境が赤ちゃんにとって良かったことが37週で逆子になってしまった大きな要因ではないかと言うことが判明しました。
費用は?
外回転術は保険適用の処置となっていますが、麻酔や入院の日数などによって費用は変動します。
私の場合、外回転術から出産まで5日、出産後5日で計10日間の入院でした。
そのままの出産になってしまったのと、地元に古くからある大学病院だったためか出産一時金で賄うことができました。
外回転術と数日の入院だけだと3〜4万円くらいが目安と言っていました。
最後に
現在では様々な出産の方法があります。
今回私は経膣分娩をしたく、外回転術を選びそのまま出産をしました。
どんな方法であろうと出産にはリスクがつきもので、当たり前はありません。無事に赤ちゃんが産まれてきてくれる事が1番です。
医師と相談の上、ご自身が納得のいくバースプランを立ててみてください。